正答4
解説
正解は4です。
象徴機能とは、目の前にない物や出来事を頭の中のイメージ(表象)として保ち、別の物で表す働きです。
1歳半ごろから見立て遊びやふり遊びとして現れ、ことばの獲得の基盤になります。
【選択肢別解説】
1:× 帽子をかぶるのは、物を本来の用途どおりに使う行動(事物の慣用的操作)です。
別の物で何かを表す象徴機能ではありません。
2:× 人の顔を見て微笑むのは、生後3か月ごろからみられる社会的微笑です。
象徴機能ではありません。
3:× いろいろな猫をなでるのは、見た目の違う猫に同じ働きかけをする行動です。
見立てを伴わず、象徴機能を示す行動とはいえません。
4:○ 積木を車のように動かすのは見立て遊びです。
頭の中の「車」のイメージを積木で表しており、象徴機能を示しています。
5:× 布で覆った玩具を取り出すのは、見えなくなっても物が存在し続けることを理解する物の永続性を示す行動です。
【ポイント】
ピアジェの理論では、物の永続性は感覚運動期、象徴機能は前操作期の始まりの特徴です。
言語発達遅滞の評価では、見立て遊びの有無が象徴機能の目安になります。
【用語】
象徴機能:目の前にない物や出来事を、別の物や言葉で表して頭の中で扱える働きである。
見立て遊び:積木を車にするなど、ある物を別の物に見立てて行う遊びである。
物の永続性:物が見えなくなっても存在し続けていることを理解する認知である。
社会的微笑:生後3か月ごろから、人の顔を見て笑いかけるようになる微笑みである。