正答1
解説
正解は1です。
記述統計と心理検査の結果の解釈、統計的仮説検定の考え方を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
平均値は、データ全体を1つの値で代表させる代表値の一種です。
2:× 最頻値はばらつきではなく、最も度数が多い値を示す代表値です。
ばらつきの程度は分散や標準偏差、範囲で表します。
3:× 標準化されていない検査も、目的に応じて用いられます。
行動観察や掘り下げ検査などは、臨床的な情報を得るうえで有用です。
4:× 偏差知能指数と知能偏差値の数値は一致しません。
偏差知能指数は平均100・標準偏差15、知能偏差値は平均50・標準偏差10で表すためです。
5:× 帰無仮説が棄却されても、対立仮説が証明されるわけではありません。
設定した有意水準のもとで、対立仮説を採択するという判断にとどまります。
【ポイント】
代表値には平均値、中央値、最頻値があります。
散布度には分散、標準偏差、範囲、四分位範囲があります。
【用語】
代表値:データ全体の特徴を一つの値で表したもので、平均値、中央値、最頻値などがある。
最頻値:データの中で最も度数の多い値のことで、代表値の一種である。
偏差知能指数:同じ年齢の集団のなかでの位置を、平均100、標準偏差15で表した知能の指標である。
知能偏差値:同じ年齢の集団のなかでの位置を、平均50、標準偏差10で表した知能の指標である。
帰無仮説:統計的検定で、差や関係がないものとして最初に立てる仮説である。