正答5
解説
正解は5です。
児童期(学童期)の認知発達の特徴を問う問題です。
この問題は児童期の特徴でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 論理的思考は児童期に始まります。
ピアジェの具体的操作期にあたり、具体物を手がかりに保存や分類などの論理的な思考ができるようになります。
2:× 3つ山問題に正答できるのは児童期の特徴です。
自己中心性から脱して、他者の視点から見える景色を推測できるようになるからです。
3:× 二次的ことばを用い始めるのは児童期の特徴です。
岡本夏木が提唱した概念で、学校での書きことばや不特定多数に向けた話しことばを指します。
4:× メタ認知の活用は児童期に始まります。
自分の理解や記憶の状態をふり返り、学習の方法を調整できるようになります。
5:○ 素朴概念を用い始めるのは児童期の特徴ではありません。
素朴概念は幼児期から日常経験を通じて形成されるものです。
児童期にはむしろ、学校教育によって科学的な概念へと修正されていきます。
【ポイント】
児童期は、具体的操作期、脱中心化、二次的ことば、メタ認知の発達がキーワードです。
一次的ことばは、親しい人と状況を共有しながら交わす幼児期の話しことばです。
【用語】
3つ山問題:自分とは別の位置から見たときの山の見え方を答えさせる、視点取得の課題である。
二次的ことば:書きことばや講義のように、具体的な場面から離れて特定の相手なしに使うことばである。
メタ認知:自分の認知活動を客観的に捉え、調整する働きを指す。
素朴概念:日常の経験から自然に作られる、科学的には正確でないこともある理解を指す。