正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
老年期の心理と、生涯発達に関する理論を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ライチャードの分類における防衛型(装甲型)の防衛は、人間関係で傷つくことに対するものではありません。
老化への不安に対し、活動を続けることで自分を守ろうとするタイプです。
2:○ 高齢者は、自分を実際の年齢よりも若いと感じる傾向があります。
主観的年齢と呼ばれ、多くの研究で確認されています。
3:○ バルテスのSOC理論では、目標を絞る選択、資源を集中させる最適化、衰えを補う補償によって、老年期にも適応と発達が保たれるとされます。
4:× リフの心理的ウェルビーイングの6要素は、自己受容、他者との積極的な関係、自律性、環境制御力、人生の目的、人格的成長です。
死の受容は含まれていません。
5:× エリクソンの老年期の発達課題は、生産的な活動ではなく「統合 対 絶望」です。
次の世代を育て生み出すことは、成人期の「生殖性(世代性)」の課題です。
【ポイント】
エリクソンの成人期は「生殖性 対 停滞」、老年期は「統合 対 絶望」と対で覚えます。
SOC理論は「選択・最適化・補償」の頭文字です。
【用語】
SOC理論:補償を伴う選択的最適化の理論で、選択・最適化・補償により加齢の変化に適応すると考える。
防衛型:ライチャードによる老年期の人格類型の一つで、老化への不安を活動を続けることで防ごうとする型である。
主観的年齢:実際の年齢とは別に、本人が自分は何歳くらいだと感じているかという年齢である。
心理的ウェルビーイング:自己受容や人生の目的など6つの要素からとらえる、リフが提唱した心理的な充実の概念である。