正答1
解説
正解は1です。
吃音の症状、関連する障害、訓練法と支援の組合せを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組合せです。
ブロックは、語の最初の音が出ずに詰まってしまう吃音の中核症状で、環境的要因ではありません。
環境的要因とは、周囲からの話し方への要求や時間的な圧力など、吃音に影響する周りの条件を指します。
2:× 正しい組合せです。
クラタリング(早口言語症)は、話す速さが速すぎたり不規則になったりして、衝動的に話してしまうのが特徴です。
3:× 正しい組合せです。
リッカムプログラムは、幼児の吃音に対し、両親が家庭で流暢な発話をほめるなどの働きかけを行う方法です。
4:× 正しい組合せです。
メンタルリハーサル法は、発話を直接練習するのではなく、リラックスした状態で話す場面をイメージする方法です。
そのため間接的な訓練に位置づけられます。
5:× 正しい組合せです。
セルフ・ヘルプグループは、吃音のある人どうしが体験を共有し支え合う場で、社会的支援の1つです。
【ポイント】
吃音の中核症状は、音の繰り返し、引き伸ばし、ブロックの3つです。
幼児期の吃音には、環境調整法やリッカムプログラムが用いられます。
【用語】
ブロック:吃音の中核症状の一つで、声が出ずに息や動きが止まってしまう状態を指す。
クラタリング:話が速すぎたり、まとまりを欠いたりして、聞き取りにくくなる早口の言語障害である。
リッカムプログラム:就学前の吃音児に対し、親が日常の中で子どもの話し方に働きかける、行動療法に基づく治療である。
メンタルリハーサル法:発話を直接練習せず、日常の場面で自然に話している自分を頭の中で思い描く吃音の訓練法である。
セルフ・ヘルプグループ:同じ悩みをもつ人が集まり、お互いに支え合う自助グループを指す。