正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
心理物理学では、刺激の強さと感覚の関係を閾値や等価点で調べます。
刺激を感じ取れる最小の強さを絶対閾(刺激閾)、違いがわかる最小の差を弁別閾といいます。
【選択肢別解説】
1:○ 記述は正しいです。
刺激があるかないかを答えさせる検出課題で、検出できる最小の刺激量として絶対閾を求めることができます。
2:○ 記述は正しいです。
物理的には異なっても弁別できない二つの刺激は、主観的には同じものとして感じられ、等価とみなされます。
3:× 刺激量が増えると弁別閾は減少するのではなく増加します。
ウェーバーの法則では、弁別閾は基準となる刺激の強さに比例します。
4:× 刺激頂を超える刺激が感知できなくなるわけではありません。
刺激頂は感覚の強さがそれ以上増えなくなる上限で、それを超えると痛みなど別の感覚として感じられます。
5:× 恒常法は閾値の短期的な変化の測定には向きません。
多くの試行を無作為な順で繰り返すため時間がかかり、閾値が安定していることが前提の方法です。
【ポイント】
恒常法、極限法、調整法は古典的な精神物理学的測定法です。
弁別閾と基準刺激の比が一定というウェーバーの法則も押さえておきます。
【用語】
絶対閾:刺激を感じ取ることができる最小の刺激の強さを指す。
弁別閾:二つの刺激の違いがわかる最小の差のことで、基準となる刺激の強さに応じて変わる。
刺激頂:感覚の強さがそれ以上は増えなくなる、刺激の強さの上限を指す。
恒常法:あらかじめ用意した複数の刺激を、無作為な順序で何度も提示して閾値を求める測定法である。
ウェーバーの法則:弁別閾が基準となる刺激の強さに比例するという法則である。