正答1
解説
正解は1です。
音韻意識とは、語の意味ではなく音の構造に注目し、音を分けたり取り出したり操作したりする力です。
幼児期後期には、音韻分解や語頭音の抽出から始まり、語尾音・語中音の抽出、逆唱へと難しくなります。
【選択肢別解説】
1:○ 2モーラ語の逆唱が最も難しいです。
語の音を分解したうえで、それを記憶にとどめながら順序を逆に並べ替える必要があり、操作の負荷が最も大きい課題です。
2:× 2モーラ語の語尾音抽出は逆唱ほど難しくありません。
音を分けて最後の音を取り出すだけで、順序の並べ替えは必要ありません。
3:× 3モーラ語の語頭音抽出は比較的やさしい課題です。
語頭の音は意識しやすく、早い時期に可能になります。
4:× 3モーラ語の語中音抽出は、語頭音や語尾音より難しいものの、逆唱ほど難しくはありません。
5:× 4モーラ語の音韻分解は比較的やさしい課題です。
手をたたきながら1拍ずつ区切る課題で、4歳ごろから可能になります。
【ポイント】
音韻意識の課題は、分解、抽出(語頭、語尾、語中)、逆唱、削除の順に難しくなる傾向があります。
音韻意識は仮名文字の習得と強く関連します。
【用語】
音韻意識:語の意味ではなく、音の構造に注目して音を分けたり操作したりする力である。
モーラ:日本語で、ほぼ同じ長さで発音される音の単位で、拍とほぼ同じ意味である。
逆唱:語を構成する音を、後ろから順に逆の順序で言う課題である。
音韻分解:語を一つひとつの音に分けて、その数や順序を答える課題を指す。
語尾音抽出:語を構成する音の中から、最後の音を取り出して答える課題を指す。