正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない対応)です。
吃音のある幼児への対応では、話しやすい環境を整え、子どもの心理的な負担を減らすことが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 話し終わるまで待つのは適切な対応です。
急がせたり言葉を先取りしたりせず、最後まで聞くことで安心して話せます。
2:○ 感情的要求を我慢させるのは適切ではありません。
我慢させることは子どものストレスを高め、吃音を悪化させる要因になります。
気持ちを受け止め、要求にはできるだけ応じることが大切です。
3:× 簡単な語彙を使用するのは適切な対応です。
大人の言葉を子どもにわかりやすくすると、子どもの言語的な負担が軽くなります。
4:× 適度にポーズをとりながら応答するのは適切な対応です。
会話のペースにゆとりが生まれ、子どもが落ち着いて話せます。
5:× 発話速度を下げるのは適切な対応です。
大人がゆっくり話すことで会話全体のペースが落ち、子どもも話しやすくなります。
【ポイント】
幼児の吃音への環境調整では、大人の話し方を変える、話す場面のプレッシャーを減らすことが中心です。
子どもに「ゆっくり話しなさい」と言い直させるのは避けます。
【用語】
吃音:音の繰り返し、引き伸ばし、阻止などによって、話し言葉の流れが滞る状態である。
環境調整:本人を直接訓練するのではなく、周囲の人の接し方や環境を整えて症状の改善を図る方法である。
ポーズ:話の途中や文の区切りに入れる、短い間(ま)のことである。
発話速度:一定の時間あたりに話される音節や単語の量を指し、話す速さの指標となる。