正答4
解説
正解は4です。
この問題は含まれないものを選ぶので、○ が答え(診断基準の特徴に含まれないもの)です。
DSM-5の小児期発症流暢障害(吃音)の診断基準には、音声と音節の繰り返し、子音と母音の延長、単語がとぎれること、阻止、遠回しの言い方、過剰な身体的緊張を伴う発語、単音節の単語の反復が挙げられています。
【選択肢別解説】
1:× 音声と音節の繰り返しは含まれます。
「か、か、からす」のような繰り返しで、吃音の中核症状です。
2:× 子音と母音の音声の延長は含まれます。
「かーーらす」のように音を引き伸ばす症状です。
3:× 単語がとぎれることは含まれます。
1つの単語の途中で発話が途切れる症状です。
4:○ 間投詞の出現は診断基準に含まれません。
「えーと」「あのー」などの間投詞は吃音のない人にもみられる非流暢性で、吃音に特徴的な症状とはされていません。
5:× 遠回しの言い方は含まれます。
言いにくい語を避けるために、別の語に言い換える症状です。
【ポイント】
吃音の中核症状は、繰り返し、引き伸ばし、ブロック(阻止)の3つです。
間投詞や言い直しは、誰にでも起こる正常な非流暢性として区別します。
【用語】
小児期発症流暢障害:DSM-5での吃音にあたる診断名で、話し言葉の流暢さや時間的なパターンに障害がある状態である。
阻止:声や息が出ず、発話が止まってしまう吃音の症状で、ブロックとも呼ばれる。
間投詞:「えーと」「あのー」のように、言葉につまったときなどに挟まれる言葉を指す。
非流暢性:話し言葉が滑らかに流れず、言い直しや言いよどみなどが生じる状態を指す。
遠回しの言い方:言いにくい語を避けるために、別の語に言い換えて話す対処のしかたである。