正答5
解説
正解は5です。
この問題は躁症状として典型的でないものを選ぶので、○ が答えです。
躁状態では、気分の高揚、活動性の亢進、自尊心の肥大、睡眠欲求の減少などがみられます。
【選択肢別解説】
1:× 抑制欠如は典型的な躁症状です。
思ったことをすぐ口にしたり、浪費や無謀な行動をしたりと、行動の歯止めがきかなくなります。
2:× 自信過剰は典型的な躁症状です。
自尊心が肥大し、ときに自分は特別な能力をもつという誇大妄想に至ります。
3:× 易怒性は典型的な躁症状です。
気分が高揚する一方で、思いどおりにならないとすぐに怒りっぽくなります。
4:× 性欲亢進は典型的な躁症状です。
欲動全般が高まり、性的な逸脱行動につながることもあります。
5:○ 睡眠時間の延長は躁症状として典型的ではありません。
躁状態では睡眠欲求が減少し、短い睡眠でも疲れを感じずに活動し続けます。
睡眠時間の延長(過眠)は、むしろうつ状態の一部でみられる症状です。
【ポイント】
躁状態は「眠らなくても元気」、うつ状態は「不眠または過眠」と対比して覚えましょう。
睡眠欲求の減少は、躁病エピソードの診断基準にも含まれています。
【用語】
躁症状:気分が高揚し、活動性や自信が過度に高まり、眠らなくても平気になるなどの状態である。
抑制欠如:行動や言動への歯止めがきかなくなり、場にそぐわない振る舞いをしてしまう状態である。
易怒性:ささいなことにも怒りやすくなり、いらだちやすい状態である。