正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は青年期の特徴でないものを選ぶので、○ が答えです。
ピアジェの認知発達理論では、青年期は形式的操作期に当たり、抽象的・仮説的に考えられるようになります。
【選択肢別解説】
1:○ 自己中心性は、青年期の特徴でないものとされています。
ピアジェのいう自己中心性は、他者の視点に立てない前操作期(幼児期)の思考の特徴です。
2:× 形式的操作は青年期の特徴です。
11〜12歳ごろから、具体物がなくても仮説を立てて論理的に推論できるようになります。
3:× 抽象的思考は青年期の特徴です。
形式的操作の獲得により、「正義」「自由」のような抽象的な概念を扱えるようになります。
4:× メタ認知は青年期に発達する特徴です。
自分の考え方や理解の状態を客観的にとらえて調整する力が高まります。
5:○ エキスパート化は青年期の特徴ではありません。
特定の領域で長年の経験を積んで熟達者(エキスパート)になるのは、成人期の特徴です。
【ポイント】
ピアジェの段階は、感覚運動期(0〜2歳)、前操作期(2〜7歳)、具体的操作期(7〜11歳)、形式的操作期(11歳以降)です。
自己中心性は前操作期、形式的操作は青年期と対応させて覚えましょう。
【用語】
自己中心性:ピアジェの理論で、他者の視点に立つことが難しく、自分の視点から物事をとらえる傾向である。
形式的操作:ピアジェの理論で、具体物に頼らず、仮説を立てて抽象的・論理的に考える思考の働きである。
メタ認知:自分の認知の状態を客観的にとらえ、調整する働きを指す。
エキスパート化:特定の領域で長年経験を積み、熟達者として優れた知識と技能を身につけることである。