正答1
解説
正解は1です。
この問題は構音発達への影響が少ないものを選ぶので、○ が答えです。
構音の発達には、音を聞き分ける力、語を音に分ける力、構音器官の形態と運動の力が関わります。
【選択肢別解説】
1:○ 書字能力は、構音発達への影響が少ないです。
定型発達では、構音は文字を書けるようになる前後までにほぼ完成するため、書字の力は構音の発達の前提になりません。
2:× 語音弁別能力は影響します。
正しい音と誤った音を聞き分けられないと、自分の構音を修正できません。
3:× 音節分解能力は影響します。
語を音節に分けて捉える音韻意識の発達は、個々の音を正しく作る力と関係します。
4:× 構音器官の形態は影響します。
口蓋裂や舌小帯短縮症、歯列・咬合の異常などがあると、正しい構音が難しくなります。
5:× 構音器官の随意運動能力は影響します。
舌や口唇を思いどおりに素早く動かせることが、正確な構音に必要です。
【ポイント】
構音の発達は「聴覚的な弁別」「音韻意識」「構音器官の形態」「運動能力」に支えられています。
定型発達では、構音はおおむね6〜7歳ごろに完成します。
【用語】
語音弁別能力:聞いた音を、似た別の音と聞き分ける能力で、構音の発達に関わる。
音節分解能力:語をいくつの音の単位で成り立っているか、分けて数える能力である。
構音器官:ことばの音をつくるときに動く、舌、口唇、あご、軟口蓋などの総称である。
随意運動:自分の意思で動かそうとして行う運動で、構音器官の動きにも必要である。