正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
口腔粘膜にみられる病変と、その原因の対応を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
コプリック斑は、麻疹で発疹が出る前に頬の粘膜にみられる白い小さな斑点です。
2:× 正しい組み合わせです。
リガフェーデ病は、下顎の先天歯(生まれたときに生えている歯)が原因の潰瘍です。
授乳のときに歯が舌の下面にこすれて、潰瘍ができます。
3:○ 誤った組み合わせです。
ヘルパンギーナの原因は熱傷ではありません。
主にコクサッキーA群ウイルスによる感染症で、高熱とともに軟口蓋などに小さな水疱や潰瘍ができます。
4:○ 誤った組み合わせです。
フォーダイス斑は風疹とは関係ありません。
頬の粘膜や口唇に皮脂腺が異所性にみられるもので、黄白色の小さな粒として見えます。
病的な意義はありません。
5:× 正しい組み合わせです。
ベドナーアフタは、哺乳瓶の人工乳首などの機械的な刺激でできる潰瘍です。
乳児の硬口蓋の後方にみられます。
【ポイント】
ヘルパンギーナと手足口病は、どちらも夏に流行するウイルス感染症です。
麻疹のコプリック斑は、発疹の前に出るので早期診断の手がかりになります。
【用語】
コプリック斑:麻疹の初期に頬の粘膜に現れる白い小さな斑点である。
リガフェーデ病:乳児の舌下面に先天歯などの刺激でできる潰瘍である。
ヘルパンギーナ:コクサッキーウイルスなどで起こり、口腔後部に水疱や潰瘍ができる夏かぜの一つである。
フォーダイス斑:口腔粘膜に見られる黄白色の小さな粒で、皮脂腺が表面に現れた生理的なものである。
ベドナーアフタ:乳児の口蓋にできる小さな潰瘍で、哺乳時の刺激などで生じる。