正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
この問題は状況を理解するための知識でないものを選ぶので、○ が答え(知識の構造ではないもの)です。
スキーマ・スクリプト・フレームは、経験から作られた知識のまとまりです。
場面や出来事を理解するときの枠組みとして働きます。
【選択肢別解説】
1:× スクリプトは、「レストランで食事をする」のような決まった出来事の手順に関する知識です。
状況を理解し、次に何が起こるかを予測するのに使われます。
2:× スキーマは、物事についての一般的で構造化された知識のまとまりです。
新しい情報をスキーマに当てはめることで状況を理解します。
3:× フレームは、ある概念や場面を、その属性の集まりとして表す知識の形式です。
状況を理解する枠組みとして使われます。
4:○ チャンクは、記憶するときにひとまとまりとして扱われる情報の単位です。
短期記憶の容量を数えるときの単位であり、状況を理解するための知識ではありません。
5:○ ヒューリスティックスは、経験則を使って素早く判断や問題解決をする方略です。
知識そのものではなく、判断の手続きです。
【ポイント】
短期記憶の容量は「7±2チャンク」(ミラー)とされています。
ヒューリスティックスには、代表性や利用可能性によるものがあり、判断の偏り(バイアス)の原因にもなります。
【用語】
スクリプト:食事や買い物などの日常的な出来事の典型的な流れについての知識である。
スキーマ:過去の経験から作られた、物事の見方や理解を支える構造化された知識である。
フレーム:物事や状況に関する典型的な構造を表す知識の枠組みである。
チャンク:情報をひとまとまりにして覚えるときの、記憶の単位である。
ヒューリスティックス:経験に基づく簡便な判断法で、素早く答えを出せるが誤ることもある。