正答1
解説
正解は1です。
嚥下反射(咽頭期)では、舌骨の上にある筋肉が収縮して、舌骨と喉頭を引き上げます。
この動きの方向を問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 喉頭は舌骨とともに前上方へ移動します。
上へ動くことで喉頭蓋が倒れて喉頭の入口が閉じ、誤嚥を防ぎます。
前へ動くことで食道の入口が引っ張られて開きやすくなります。
2:× 前下方へは移動しません。
嚥下反射では喉頭は上へ上がり、下へ戻るのは嚥下が終わったあとです。
3:× 後上方ではありません。
喉頭は前へ引かれ、前への動きが足りないと食道の入口が開きにくくなります。
4:× 後下方ではありません。
前後の向きも上下の向きも、実際の動きとは逆です。
5:× 下方ではありません。
嚥下反射では、喉頭は上に挙上します。
【ポイント】
喉頭の挙上が不十分だと、嚥下後に食べ物が咽頭に残ったり、誤嚥が起こったりします。
反復唾液嚥下テストでは、喉頭隆起が指を越えて上がるかを触って確認します。
【用語】
嚥下反射:食物が咽頭に達したときに起こる、飲み込みの反射的な運動である。
喉頭:気道の入口にある器官で、声帯があり、嚥下時には挙上して気道を守る。
喉頭蓋:喉頭の入口にある軟骨性のふたで、嚥下のときに倒れて喉頭の入口を覆う。
反復唾液嚥下テスト:30秒間に唾液を何回飲み込めるかを喉頭の動きで数える、嚥下機能のスクリーニング検査である。