正答5
解説
正解は5です。
咀嚼筋のうち、顎関節の関節円板と下顎頭に付着して下顎を前に引く筋が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 顎二腹筋は舌骨上筋の一つです。
前腹は下顎骨の内面、後腹は側頭骨の乳様突起から起こり、舌骨につきます。
2:× 頬筋は表情筋です。
頬の壁をつくり、咀嚼時に食物を歯列の間に保ちます。
3:× 眼輪筋は眼の周囲を囲む表情筋で、まぶたを閉じる働きをします。
4:× 側頭筋は咀嚼筋ですが、停止は下顎骨の筋突起です。
下顎を挙上し、後部線維は下顎を後ろに引きます。
5:○ 外側翼突筋は、上頭が関節円板と関節包に、下頭が下顎頸の内側(翼突筋窩)に停止します。
下顎を前に出し、開口時に下顎頭を前方へ滑らせます。
【ポイント】
咀嚼筋は咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の4つで、すべて三叉神経第3枝(下顎神経)支配です。
開口に働く咀嚼筋は外側翼突筋だけという点も頻出です。
【用語】
関節円板:顎関節の下顎頭と側頭骨の間にはさまり、動きを円滑にするクッション状の組織である。
下顎頭:下顎骨の後ろ上方にある丸い突起で、顎関節の一部となる。
外側翼突筋:咀嚼筋の一つで、下顎を前に出し、口を開けるときに下顎頭を前方へ引く筋である。
顎二腹筋:顎の下にあり前腹と後腹からなる舌骨上筋で、下顎を引き下げる働きをもつ。
側頭筋:こめかみにある咀嚼筋で、下顎を引き上げて口を閉じる働きをもつ。