正答3
解説
正解は3です。
ルリア(Luria)は、脳の機能を同時処理・継次処理・プランニングなどの働きでとらえる神経心理学的理論を示しました。
この理論に基づいて作られた検査が問われています。
【選択肢別解説】
1:× PEP-3(心理教育プロフィール)は、自閉スペクトラム症の子どもの発達と行動を評価して支援計画に役立てる検査です。
2:× WISC-Ⅳは、ウェクスラー式の児童用知能検査です。
言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の4指標で構成され、ルリア理論に基づくものではありません。
3:○ KABC-Ⅱは、ルリアの神経心理学的理論に基づくカウフマンモデルで、継次・同時・計画・学習の尺度を設けています。
CHC理論による解釈もできる検査です。
4:× PARS-TR(親面接式自閉スペクトラム症評定尺度)は、保護者への面接で自閉スペクトラム症の特性を評価する尺度です。
5:× DENVERⅡ(デンバー発達判定法)は、乳幼児の発達の遅れをスクリーニングする検査です。
【ポイント】
ルリア理論に基づく検査には、KABC-ⅡのほかDN-CAS認知評価システムがあります。
DN-CASはプランニング・注意・同時処理・継次処理の4つを評価します。
【用語】
ルリア:ロシアの神経心理学者で、脳の働きを機能系としてとらえる理論を示した人物である。
KABC-Ⅱ:子どもの認知能力と習得度を調べる個別式の検査で、継次処理や同時処理などの尺度をもつ。
WISC-Ⅳ:ウェクスラー式の児童用の知能検査で、4つの指標により知的能力を評価する。
PEP-3:自閉スペクトラム症の子どもの発達や行動を評価し、支援計画に役立てる心理教育プロフィールである。
DENVERⅡ:乳幼児の発達の遅れをスクリーニングする発達検査である。
PARS-TR:親面接式自閉スペクトラム症評定尺度のことで、保護者への面接から自閉スペクトラム症の特性を評価する。