正答2
解説
正解は2です。
心理学の代表的な実験装置・課題と、それが調べる心の働きを結びつける問題です。
【選択肢別解説】
1:× 鏡映描写は運動技能の学習を調べる課題です。
鏡に映った図形をなぞる課題で、練習による上達や両側性転移の研究に用いられます。
2:○ 視覚的断崖は奥行き知覚の研究に用いられます。
ギブソンとウォークが、ガラス板の下に段差を見せて、乳児が深い側へ進まないかを調べました。
3:× ハノイの塔は問題解決や遂行機能を調べる課題です。
円盤を規則どおりに移す課題で、手続き記憶の研究にも使われます。
4:× スキナー箱はオペラント条件づけの研究装置です。
レバー押しと報酬の関係から、行動が強化される過程を調べます。
5:× 無意味つづりは記憶の研究に用いられます。
エビングハウスが忘却曲線を示す実験で使った材料です。
【ポイント】
「視覚的断崖=奥行き知覚、スキナー箱=オペラント条件づけ、無意味つづり=エビングハウスの記憶研究」と対応させます。
鏡映描写とハノイの塔は、健忘症患者でも上達する手続き記憶の課題として出題されることもあります。
【用語】
視覚的断崖:床にガラス板で深く見える段差をつくり、乳児の奥行き知覚を調べる実験装置である。
鏡映描写:鏡に映った図形を見ながらなぞる課題で、運動技能の学習を調べるのに用いられる。
ハノイの塔:円盤を決まった規則で別の棒へ移す課題で、問題解決や計画能力を調べる。
スキナー箱:レバー押しなどの行動と報酬の関係を調べる、オペラント条件づけの実験装置である。
無意味つづり:意味をもたない文字の組み合わせで、記憶や忘却の研究に用いられる材料である。