正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
動機づけと情動に関する基本概念を問う問題です。
動機づけは、行動を起こす内的な要因である動因と、行動を引きつける外的な対象である誘因によって説明されます。
【選択肢別解説】
1:○ 食行動を引き起こす動因は飢えです。
体内のエネルギー不足という生理的な状態が、食べ物を求める行動を起こします。
2:○ 親和動機づけは、他者と友好的な関係を結びたいという動機です。
他者に近づき助けようとする利他的な行動を引き起こすとされています。
3:× 内発的動機づけは賞罰を必要としません。
活動そのものへの興味や楽しさから生じる動機であり、賞罰に頼るのは外発的動機づけです。
4:× 覚醒水準が高いほど情動が安定するわけではありません。
覚醒が高すぎると不安や混乱が強まり、課題の成績も下がります(ヤーキーズ・ドッドソンの法則)。
5:× 相反する感情(アンビバレンス)が生じるのは接近-回避型のコンフリクトです。
接近-接近型は、魅力ある2つの目標のどちらかを選ぶ葛藤で、一方を選べば比較的解決しやすいものです。
【ポイント】
レヴィンのコンフリクトは「接近-接近」「回避-回避」「接近-回避」の3型です。
1つの対象に魅力と嫌悪が同時にある接近-回避型が最も解決しにくいとされます。
【用語】
動因:行動を起こさせる内的な欲求や緊張の状態で、飢えや渇きなどの生理的なものを含む。
親和動機づけ:他者と親しい関係を結び、一緒にいたいと願う社会的な動機である。
内発的動機づけ:活動そのものへの興味や楽しさから生じる動機づけを指す。
コンフリクト:同時に満たせない複数の欲求や目標の間で、どれを選ぶか迷う葛藤状態を指す。
覚醒水準:脳や身体がどれだけ活動的に目覚めているかの程度を指す。
ヤーキーズ・ドッドソンの法則:覚醒水準が中程度のとき課題の成績が最もよく、低すぎても高すぎても成績が下がるという法則である。