正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
心理学の重要な概念と、それを提唱・研究した人物の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 作動記憶(ワーキングメモリ)のモデルはバドリーが提唱しました。
中央実行系、音韻ループ、視空間スケッチパッド、エピソード・バッファからなります。
2:× 欲求階層説はマズローが提唱しました。
生理的欲求から自己実現の欲求まで、欲求が階層をなすと考えました。
3:○ 主観的輪郭はウェーバーではなく、カニッツァの研究で知られています。
実際には線がないのに三角形の輪郭が見える「カニッツァの三角形」が代表例です。
ウェーバーは、弁別閾が基準の刺激の強さに比例するという「ウェーバーの法則」で知られます。
4:× 学習性無力感はセリグマンが提唱しました。
避けられない電撃を経験した犬が、逃げられる状況でも逃げなくなる実験から導かれました。
5:× 認知的不協和理論はフェスティンガーが提唱しました。
矛盾する認知を抱えた人は、その不快を減らすように態度や認知を変えると考えました。
【ポイント】
人名と理論の組み合わせは頻出です。
ウェーバーの法則は、のちにフェヒナーが感覚の大きさは刺激の対数に比例するという法則に発展させました。
【用語】
作動記憶:情報を一時的に保持しながら処理する記憶の働きで、ワーキングメモリとも呼ばれる。
主観的輪郭:実際には線がないのに、図形の輪郭が見えてしまう知覚現象である。
学習性無力感:避けられない苦痛を繰り返し経験することで、逃げられる場面でも行動しなくなる状態である。
認知的不協和:矛盾する認知を同時にもつときの不快感で、これを減らす方向に態度や認知が変わるとされる。
欲求階層:人の欲求を、生理的欲求から自己実現の欲求まで階層をなすと考える説である。