正解を3つ選んでください。
正答2・3・4
解説
正解は2と3と4です。
幼児期にはまだ見られず、児童期(小学生の時期)になって初めて現れる心理的な現象を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 役割実験は児童期ではなく、青年期にみられる現象です。
エリクソンは、青年がさまざまな役割を試しながらアイデンティティを探る時期をモラトリアムと呼びました。
2:○ 二次的な心の理論の理解は、児童期に初めて現れます。
「AさんはBさんが〜と思っていると思っている」という入れ子の理解で、おおむね6〜9歳ごろに可能になります。
3:○ ギャング集団は児童期に初めて現れます。
小学校中学年ごろに、同性・同年代の仲間が閉鎖的な集団をつくって行動します。
4:○ コンピテンス(有能感)の低下は児童期に初めて現れます。
幼児は自分を過大に評価しがちですが、児童期には他者との比較で自己評価が現実的になり下がります。
5:× 向社会的行動は児童期以前の幼児期からみられます。
1〜2歳ごろから、困っている人を助けたり物を分けたりする行動が現れます。
【ポイント】
一次的な心の理論(誤信念課題の通過)は4〜5歳ごろ、二次的な心の理論は児童期と区別して覚えます。
ギャング・エイジは仲間関係の発達で重要な時期です。
【用語】
二次的心の理論:「Aさんは、Bさんがこう思っていると思っている」という入れ子の心的状態を理解する力である。
ギャング集団:児童期の同性・同年代の仲間が、強い結びつきと独自の規則でつくる閉鎖的な集団である。
コンピテンス:環境に効果的に働きかけられるという有能感や、その能力を指す。
向社会的行動:困っている人を助けるなど、他者の利益を意図した自発的な行動を指す。
役割実験:青年期に、さまざまな役割を試しながら自分らしさを探る行動を指す。