正答5
解説
正解は5です。
この問題は出現しないものを選ぶので、○ が答え(中年期にみられないもの)です。
中年期は、身体の変化や家族関係の変化を経験し、生き方を見直す時期です。
【選択肢別解説】
1:× 親役割の縮小は中年期にみられます。
子どもが成長して自立するにつれ、親としての役割が小さくなります。
2:× 更年期障害は中年期にみられます。
女性では閉経前後の数年間に、女性ホルモンの減少によって心身の不調が生じます。
3:× 空の巣症候群は中年期にみられます。
子どもが巣立ったあとに、喪失感から抑うつ状態になるものです。
4:× アイデンティティの再体制化は中年期にみられます。
岡本祐子が示した概念で、中年期の危機を経てアイデンティティを組み立て直すことです。
5:○ 統合性の獲得は中年期ではなく、老年期の発達課題です。
エリクソンの理論では、中年期の課題は「生殖性(世代性)対 停滞」です。
【ポイント】
エリクソンの発達段階の後半は、成人期前期が「親密性 対 孤立」です。
中年期が「生殖性 対 停滞」、老年期が「統合 対 絶望」です。
【用語】
空の巣症候群:子どもが独立した後に、親が喪失感や抑うつ感を抱く状態を指す。
更年期障害:閉経前後のホルモン変化により、心身にさまざまな不調が現れる状態である。
アイデンティティ再体制化:中年期の危機を経て、自分らしさの感覚を組み立て直す過程を指す。
統合性:エリクソンの理論で、老年期に自分の人生を受け入れてまとめ上げる発達課題を指す。