正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
話し始める前の時期(前言語期)の発達の目安となる月齢を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 吸啜反射は3か月ころには消失しません。
吸啜反射は原始反射の一つで、4〜6か月ころに消失し、自分の意思で吸う動作に置き換わっていきます。
2:× 4か月ころには、音のする方へ顔を向ける音源詮索反応がみられ、正しい記述です。
聴覚の発達を確かめる目安になります。
3:× 6か月ころには喃語が出現し、正しい記述です。
「ばばば」のように子音と母音が繰り返される規準喃語は、6か月以降に現れます。
4:× 9か月ころには指差しが出現し、正しい記述です。
大人と同じ物に注意を向ける共同注意の発達を示します。
5:× 10か月ころには音韻知覚の最適化が起こり、正しい記述です。
母語にある音の区別に特化し、母語にない音の区別は難しくなっていきます。
【ポイント】
前言語期は、反射的な発声からクーイング、喃語、指差し、初語へと進みます。
初語はおおむね1歳ころに出現します。
【用語】
吸啜反射:口に触れたものに吸いつく、新生児にみられる原始反射である。
音源詮索反応:音のする方向へ顔や目を向ける乳児の反応で、聴覚の発達の目安として観察される。
喃語:乳児が発する、意味をもたない「ばばば」のような音声の連なりである。
音韻知覚の最適化:乳児が母語の音の区別に敏感になり、母語にない区別が難しくなっていく変化を指す。
前言語期:初語が出る前の時期で、発声や視線、身ぶりなどでやりとりの基礎が育つ段階である。
共同注意:大人と子どもが同じ対象に注意を向け、そのことを互いに分かち合うことを指す。