正答4
解説
正解は4です。
この問題は糖尿病の慢性合併症で「ない」ものを選ぶので、○ が答えです。
糖尿病の慢性合併症は、細小血管障害と大血管障害に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 腎症は慢性合併症です。
腎臓の細小血管が障害され、蛋白尿から腎不全へ進行します。
2:× 網膜症は慢性合併症です。
網膜の細小血管が障害され、進行すると失明の原因になります。
3:× 脳血管障害は慢性合併症です。
動脈硬化が進む大血管障害として脳梗塞が起こりやすくなります。
4:○ 白血球減少は糖尿病の慢性合併症ではありません。
糖尿病では白血球の機能が低下して感染しやすくなりますが、数が減るわけではありません。
5:× 末梢神経障害は慢性合併症です。
足のしびれや感覚低下が両側性に起こります。
【ポイント】
三大合併症は「し・め・じ」(神経障害・網膜症・腎症)と覚えます。
大血管障害には脳梗塞、虚血性心疾患、末梢動脈疾患があります。
【用語】
末梢神経障害:高血糖が続くことで手足のしびれや感覚低下が起こる糖尿病の合併症である。
網膜症:目の網膜の細い血管が傷み、進行すると視力低下や失明に至る合併症である。
腎症:腎臓の細い血管が傷み、蛋白尿から腎不全へ進行する糖尿病の合併症である。
細小血管障害:高血糖により細い血管が傷む障害で、網膜症・腎症・神経障害の原因となる。
大血管障害:動脈硬化が進んで太い血管が傷む障害で、脳梗塞や虚血性心疾患などを起こす。