正答3
解説
正解は3です。
摂食嚥下訓練を安全に進めるうえでの基本的な考え方を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 摂食訓練の開始は言語聴覚士が単独で決めるのではありません。
医師の指示のもと、多職種で評価結果を共有して決めます。
2:× むせを認める場合、経口による服薬を優先するのは誤りです。
誤嚥の危険があるため、薬の形態や投与経路を医師や薬剤師と検討します。
3:○ 摂食訓練の前に口腔内の衛生状態を確認するのは正しいです。
口腔内の細菌を誤嚥すると誤嚥性肺炎の原因になるため、口腔ケアが前提になります。
4:× 酸素飽和度が変わらなくても、むせたまま摂食を続けるのは誤りです。
むせは誤嚥のサインであり、中止して評価し直します。
5:× 目標設定で本人の意思より検査結果を優先するのは誤りです。
検査結果を踏まえつつ、本人の意思や希望を尊重して目標を決めます。
【ポイント】
酸素飽和度の低下は誤嚥の目安の一つですが、誤嚥しても低下しないことがあります。
摂食訓練は、全身状態・意識・口腔衛生・嚥下機能を確認してから始めます。
【用語】
誤嚥:食べ物や唾液などが、気管に入ってしまうことである。
摂食訓練:実際に食べ物を用いて、安全に食べる力を高めていく訓練である。
血中酸素飽和度:血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結びついているものの割合である。