正答2
解説
正解は2です。
獲得性吃音は、脳卒中や頭部外傷などの後に、成人になってから生じる吃音です。
幼児期に始まる発達性吃音と特徴を比べる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 適応効果が高いのは獲得性吃音の特徴ではありません。
同じ文を繰り返し読んでも、どもりが減りにくいとされます。
2:○ 予期不安がないのは獲得性吃音の特徴です。
発達性吃音のように「どもりそうだ」と身構えることが少ないとされます。
3:× 環境要因の影響を受けやすいのは獲得性吃音の特徴ではありません。
場面や相手による変動が小さいとされます。
4:× 中枢神経疾患に随伴しないのは誤りです。
獲得性吃音の多くは、脳血管障害などの中枢神経疾患に伴って生じます。
5:× 心理的コンプレックスが生じやすいのは獲得性吃音の特徴ではありません。
長年の吃音体験による心理的な問題は、発達性吃音で生じやすいものです。
【ポイント】
獲得性吃音では、どもりが語頭以外の位置にも現れやすく、随伴症状が少ないといわれます。
発達性吃音は、予期不安・回避・心理的な悩みを伴いやすい点が対照的です。
【用語】
獲得性吃音:脳卒中や頭部外傷などの後に成人期に生じる吃音である。
発達性吃音:幼児期に始まり、発達の過程で現れる、一般的な吃音のことである。
予期不安:また吃るのではないかと、話す前から強く心配する状態である。
適応効果:同じ文を繰り返し読むうちに、吃音の症状が減っていく現象である。