正答1
解説
正解は1です。
学習心理学の基本用語の意味を問う問題です。
前の学習が後の学習に与える影響を何と呼ぶかが問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 転移は、以前の学習が後の学習に影響することです。
後の学習を促進する場合を正の転移、妨げる場合を負の転移といいます。
2:× 協応は、複数の感覚や運動がまとまって働くことです。
目と手の協応のように使われ、学習の影響を表す用語ではありません。
3:× 強化は、ある行動の後に報酬などを与えて、その行動の頻度を高めることです。
オペラント条件づけの用語です。
4:× 保持は、学習した内容を記憶として保っておくことです。
記憶の過程(記銘・保持・想起)の一つです。
5:× 誘因は、行動を引き起こす外部の目標や刺激のことです。
動機づけの用語で、内部の動因と対になります。
【ポイント】
前の学習が後の学習を妨げる負の転移と、記憶の干渉である順向抑制は似た考え方なので、あわせて整理しましょう。
【用語】
転移:以前に学んだことが、あとの学習に促進または妨害の影響を与えることを指す。
協応:目と手のように、複数の感覚や運動がまとまって働くことを指す。
強化:ある行動のあとに報酬などを与え、その行動が起こる頻度を高めることである。
誘因:行動を引き起こす外部の目標や刺激で、内部の動因と対になる概念である。
保持:学習した内容を記憶として保っておくことで、記銘・保持・想起の過程の一つである。