正答4
解説
正解は4です。
喃語は、乳児が言葉を話す前に発する意味をもたない発声です。
生後6〜8か月ごろには「ババババ」のような子音と母音のはっきりした規準喃語が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 喃語は模倣として始まるのではありません。
周囲の音声をまねる前から、自発的な発声として現れます。
2:× 出現直後から音節構造をもつわけではありません。
初期の発声は母音的で、子音と母音の組合せが明確な規準喃語は後から現れます。
3:× 喃語には言葉としての伝達意図はありません。
発声そのものを楽しむ遊びの性質が強く、意味のある語ではありません。
4:○ 喃語が出現した後、構音動作は上達していきます。
発声を繰り返すことで口や舌の動きが洗練され、初語の基盤がつくられます。
5:× 新生児の声道の形態は喃語の出現を促すものではありません。
新生児は喉頭の位置が高く咽頭腔が狭いため、多様な音をつくりにくい形態です。
成長とともに喉頭が下がることが、喃語の出現にかかわります。
【ポイント】
音声の発達は、叫喚、クーイング、過渡期喃語、規準喃語、ジャーゴン、初語の順に進みます。
【用語】
喃語:乳児が言葉を話す前に発する、意味をもたない音声を指す。
規準喃語:生後6〜8か月ごろに現れる、子音と母音がはっきりした「ババババ」のような音節の連なりである。
クーイング:生後2か月ごろから現れる、「アー」「クー」のようなやわらかい母音的な発声である。
ジャーゴン:意味のない音を、会話のような抑揚で連ねた発声を指す。
過渡期喃語:クーイングから規準喃語へ移る途中にみられる、子音と母音がまだ不明瞭な発声である。