正答3
解説
正解は3です。
言語聴覚障害は、聴こえ、言語機能、発声発語、食べる・飲み込む、高次脳機能などに分類されます。
各分類に含まれる障害を正しく対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 感覚性失音楽は聴こえの障害ではありません。
聴力は保たれているのに音楽を認知できない状態で、大脳の損傷による高次脳機能障害(聴覚性失認の一種)です。
2:× 伝導失語は発声発語の障害ではなく、言語機能の障害(失語症)です。
復唱障害や音韻性錯語が目立つ失語型です。
3:○ 純粋語唖は言語機能の障害に分類されます。
左大脳の中心前回下部などの損傷で、発話の音の産生が障害される発語失行が前景に立つ状態です。
失語症と同じく大脳の言語にかかわる領域の損傷で生じるため、言語機能の障害として扱われます。
4:× 本能性把握は食べることや飲み込みの障害ではありません。
前頭葉の損傷で、触れた物を追いかけてつかもうとする病的な把握現象です。
5:× 吃音・流暢性障害は高次脳機能障害ではなく、発声発語の障害に分類されます。
【ポイント】
失語症・発語失行は言語機能、構音障害・音声障害・吃音は発声発語、失認・失行・失音楽は高次脳機能と整理しましょう。
【用語】
純粋語唖:理解や読み書きは保たれ、発話の音の産生だけが障害される病態で、発語失行が前景に立つ。
伝導失語:復唱の障害や音韻性錯語が目立つ、言語機能の障害にあたる失語型である。
感覚性失音楽:聴力は保たれているのに、音楽を認知できなくなる状態である。
本能性把握:前頭葉の損傷で、触れた物を追いかけてつかもうとする病的な把握現象である。
流暢性障害:話し言葉のなめらかさが損なわれる障害で、吃音やクラタリングが含まれる。