正答1
解説
正解は1です。
認知症の評価法は、本人に課題を行わせる検査と、病歴聴取や行動観察で評価する観察式の評価法に分けられます。
観察式の評価法を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ CDR(臨床認知症評価法)は観察式の評価法です。
本人と家族などへの面接や行動観察から、記憶・見当識・判断力・社会適応・家庭状況・身の回りの世話の6項目を評価します。
2:× MMSE(ミニメンタルステート検査)は本人に課題を行わせる検査です。
見当識・記憶・計算・図形の模写などを30点満点で評価します。
3:× MoCA-J(日本語版モントリオール認知評価)は本人に課題を行わせる検査です。
軽度認知障害のスクリーニングに用いられます。
4:× レーヴン色彩マトリックス検査は本人に課題を行わせる検査です。
図形の欠けた部分を選ぶ非言語性の知能検査です。
5:× 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は、本人に質問して答えさせる検査です。
30点満点で、20点以下で認知症が疑われます。
【ポイント】
観察式の評価法には、CDRのほかFAST(認知症の病期評価)などがあります。
本人が検査に協力できない場合にも使えるのが利点です。
【用語】
CDR:臨床認知症評価法の略称で、本人や家族への面接と行動観察から認知症の重症度を評価する。
MMSE:ミニメンタルステート検査の略称で、見当識、記憶、計算などを30点満点で評価する。
MoCA-J:日本語版モントリオール認知評価の略称で、軽度認知障害のスクリーニングに用いる検査である。
改訂長谷川式簡易知能評価スケール:本人に質問して答えさせる30点満点の検査で、認知症のスクリーニングに用いる。
FAST:アルツハイマー型認知症の進行を、生活機能の低下の程度から段階分けする観察式の評価法である。