正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
乳幼児期の言語やコミュニケーションの標準的な発達時期が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
社会的参照は、どう振る舞えばよいか迷ったときに大人の表情を見て判断することです。
生後9〜12か月ごろに見られます。
2:○ 誤った記述です。
意図の伝達は1歳過ぎではなく、生後9〜10か月ごろから始まります。
物と人と自分の三項関係が成立し、指さしや発声で意図を伝えるようになります。
3:× 正しい記述です。
2歳代は助詞を使い始める時期で、「の」の過剰使用など助詞の誤用が見られます。
4:× 正しい記述です。
サリー・アン課題は誤った信念の理解を調べる心の理論の課題で、4歳ごろから通過できるようになります。
5:× 正しい記述です。
しりとり遊びには語頭や語尾の音を取り出す音韻意識が必要で、4〜5歳ごろからできるようになります。
【ポイント】
生後9か月ごろの三項関係の成立は「9か月革命」とも呼ばれます。
共同注意、指さし、社会的参照が現れる重要な時期です。
【用語】
社会的参照:どう振る舞えばよいか迷ったときに、大人の表情を見て判断する行動である。
意図の伝達:指さしや発声などを使って、自分の意図を相手に伝えることを指す。
サリー・アン課題:他者の誤った信念を理解できるかを調べる、心の理論の代表的な課題である。
三項関係:自分と他者と物の三者の間で、注意や関心を共有する関係を指す。
音韻意識:語の中の音を意識して取り出したり操作したりする力で、しりとり遊びなどの土台になる。