正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
言語発達や知的発達の評価に用いる検査の特徴が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
〈S-S法〉言語発達遅滞検査は、記号形式と指示内容の関係を評価する検査です。
発達年齢で1歳前後から就学前ごろの段階を評価でき、1歳半の子どもにも実施できます。
2:× 正しい記述です。
田中ビネー知能検査Vでは、14歳以上は精神年齢を用いず、領域別の評価点と偏差知能指数(DIQ)を算出します。
3:× 正しい記述です。
DAM(グッドイナフ人物画知能検査)は人物画を描かせる非言語性の検査です。
言葉を使わない動作性の知的発達水準を推定できます。
4:× 正しい記述です。
発達検査には、新版K式発達検査のように子どもに直接課題を行う検査があります。
一方、津守式のように保護者から情報を得る質問紙式の検査もあります。
5:○ 誤った記述です。
乳幼児精神発達診断法(津守・稲毛式)の検査用紙は、1〜12か月、1〜3歳、3〜7歳の年齢による3種類です。
発達に遅れがある子ども専用のタイプはありません。
【ポイント】
津守式は保護者への質問による間接的な検査で、運動・探索・社会・生活習慣・言語の5領域を評価します。
【用語】
S-S法:記号形式と指示内容の関係を軸に、言語発達の段階を評価する言語発達遅滞検査である。
田中ビネー知能検査V:年齢に応じた課題で知能を評価する検査で、14歳以上は偏差知能指数を算出する。
DAM:グッドイナフ人物画知能検査の略称で、人物画の描写から知的発達水準を推定する。
偏差知能指数:同年齢集団の中での位置をもとに表す知能の指標で、DIQともいう。
乳幼児精神発達診断法:保護者への質問で運動、探索、社会、生活習慣、言語の発達を調べる検査で、津守式ともいう。