正答2
解説
正解は2です。
この問題はパーキンソン病患者に用いない訓練法を選ぶので、○ が答えです。
パーキンソン病では、声量の低下、抑揚の乏しさ、発話速度の異常な加速などがみられます。
訓練では、声を大きくすることと発話速度の調整が中心になります。
【選択肢別解説】
1:× フレージング法は用いられます。
適切な位置で区切って話すことで、発話速度を調整し、明瞭度を高めます。
2:○ チューブ発声法は、パーキンソン病に通常用いる訓練法ではありません。
ストローなどのチューブをくわえて発声し、声帯への負担を減らして効率よい発声を促す方法です。
主に機能性の音声障害などで声の出し方を改善するために用いられます。
3:× メトロノームの利用は用いられます。
一定のリズムに合わせて話すことで、加速する発話の速度を調整します。
4:× リー・シルバーマン法(LSVT LOUD)は用いられます。
「大きな声」を意識させる集中的な訓練で、パーキンソン病への有効性が示されています。
5:× リズミックキューイング法は用いられます。
指さしなどで1拍ずつリズムを示し、発話の速度を調整します。
【ポイント】
パーキンソン病の発話訓練は、声量を上げるLSVT LOUDと、速度を調整するペーシングボード・メトロノーム・フレージングなどが代表です。
【用語】
リー・シルバーマン法:「大きな声」を意識させる集中的な音声訓練で、LSVT LOUDともいう。
チューブ発声法:ストローなどをくわえて発声し、声帯への負担を減らして発声を促す方法である。
リズミックキューイング法:指さしなどで1拍ずつリズムを示し、発話の速度を調整する方法である。
フレージング法:適切な位置で区切って話すことで、発話速度を調整して明瞭度を高める方法である。
ペーシングボード:区切られた枠を一つずつ指で押さえながら話し、発話の速度を調整する訓練用の板である。