正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
めまいの診察で行う眼振検査の方法と特徴が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 電気眼振計(ENG:electronystagmography)は、眼の周りの電極で眼球の動きを電気的に記録します。
閉眼時の眼振も記録できるため、記述は正しいです。
2:× フレンツェル眼鏡は強い凸レンズの眼鏡です。
患者は物を注視できなくなり、注視による眼振の抑制がなくなるため、記述は正しいです。
3:× 温度眼振検査(カロリックテスト)は、外耳道に冷水や温水を入れて外側半規管を刺激します。
誘発された眼振の持続時間や最大緩徐相速度を観察するため、記述は正しいです。
4:× 頭位眼振検査は、仰臥位や懸垂頭位で頭を右下・左下に向けた状態で眼振を観察します。
記述は正しいです。
5:○ 座位で頭を左右に繰り返し振った直後の眼振をみるのは、頭振り眼振検査です。
頭位変換眼振検査は、座位から懸垂頭位へ、懸垂頭位から座位へと素早く頭位を変えて眼振を観察する検査です。
そのため、この記述は誤りです。
【ポイント】
「頭位眼振検査は頭位を保って観察」「頭位変換眼振検査は頭位を変えた直後を観察」「頭振り眼振検査は頭を振った後を観察」と区別します。
【用語】
眼振:意思とは関係なく眼球が規則的にゆれ動く現象で、前庭や中枢の障害で生じる。
電気眼振計:眼の周囲に置いた電極で眼球運動を電気的に記録する装置で、閉眼でも記録できる。
フレンツェル眼鏡:強い凸レンズの眼鏡で、注視を妨げて眼振を観察しやすくする器具である。
温度眼振検査:外耳道に冷水や温水を入れて半規管を刺激し、誘発される眼振から前庭機能を調べる検査である。
頭位変換眼振検査:座位と懸垂頭位の間で頭の位置を急に変え、その直後に生じる眼振を観察する検査である。
頭振り眼振検査:頭を左右に繰り返し振った直後に現れる眼振を観察する検査である。