正答2
解説
正解は2です。
質問紙や評定尺度で回答や評価がゆがむ傾向(反応バイアス)の名称を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 黙従傾向は、質問の内容にかかわらず「はい」「そう思う」と肯定的に答えやすい傾向です。
中央の選択肢を選びやすい傾向ではありません。
2:○ 中心化傾向は、極端な評価を避けて中間の評価を選びやすい傾向です。
5件法で「どちらでもない」に回答が集まるのはこの傾向によります。
3:× 傍観者効果は、周りに人が多いほど援助行動が起こりにくくなる現象です。
社会心理学の用語で、評定尺度の回答傾向ではありません。
4:× ハロー(光背)効果は、目立つ一つの特徴の印象に引きずられて、ほかの特徴の評価までゆがむ現象です。
5:× キャリーオーバー効果は、前の質問の内容が後の質問への回答に影響する現象です。
質問の並べ方によって生じます。
【ポイント】
評定のゆがみには、中心化傾向のほかに寛大化傾向(甘く評価する)や論理的誤謬などがあります。
【用語】
中心化傾向:極端な評価を避けて中間の評価をつけやすい、評定上の偏りである。
黙従傾向:質問の内容にかかわらず、「はい」と肯定的に答えやすい回答の偏りである。
傍観者効果:周囲に人が多いほど、一人ひとりが援助行動を起こしにくくなる現象である。
ハロー(光背)効果:ある目立つ特徴の印象が、ほかの特徴の評価までゆがめてしまう現象である。
キャリーオーバー効果:前の質問の内容が、後の質問への回答に影響を与えてしまう現象である。