正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
周期性のある複合音は、最も低い周波数の基本波(基音)と、その整数倍の周波数の調波(倍音)からできています。
音の高さと音色が、振幅スペクトルのどの性質に対応するかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
周期性のある複合音の振幅スペクトルは、基本波成分と調波成分で構成されます。
2:× 記述は正しいです。
周期的な波形はフーリエ級数で表され、調波成分は基本周波数の整数倍(2倍、3倍…)の周波数に現れます。
そのため振幅スペクトルは、等間隔に並んだ線スペクトルになります。
3:× 記述は正しいです。
調波成分の振幅は波形によって決まり、0になる次数もあります。
例えば矩形波(方形波)では、偶数次の調波の振幅が0になります。
4:○ 記述が誤りです。
基本波成分の周波数(基本周波数)は、主に複合音の高さとして感じられます。
音色として感じる成分ではありません。
5:○ 記述が誤りです。
調波成分の振幅の分布(スペクトルの形)は、主に複合音の音色として感じられます。
高さとして感じる成分ではありません。
【ポイント】
「高さは基本周波数、音色はスペクトルの形」と覚えます。
周期音は線スペクトル、雑音のような非周期音は連続スペクトルになる点も押さえておきます。
【用語】
複合音:周波数の異なる複数の成分音が合わさってできた音のことである。
振幅スペクトル:音を周波数成分に分け、各周波数の成分の振幅の大きさを示したものである。
基本波:周期的な複合音に含まれる最も低い周波数の成分で、基音ともいう。
調波成分:基本波の整数倍の周波数にある成分で、倍音ともいう。
フーリエ級数:周期的な波形を、基本波と整数倍の周波数の正弦波の和として表す数学的な表現である。