正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
周波数弁別閾は、2つの音の高さの違いに気づける最小の周波数差です。
【選択肢別解説】
1:× どちらが高いかを選ばせる2肢強制選択では、偶然でも正答率は50%になります。
そのため、正答率75%となる周波数差を弁別閾とする方法がよく用いられ、記述は正しいです。
2:× 刺激音の周波数が高くなるほど、周波数弁別閾(Hz で表した差)は大きくなります。
記述は正しいとされます。
3:× 刺激音の持続時間が短いと、音の高さの手がかりが少なくなり弁別しにくくなります。
持続時間が長いほど弁別閾は小さくなり、記述は正しいです。
4:× 相対弁別閾(弁別閾を基準周波数で割った値)は、1〜2kHz付近で最も小さくなります。
それより高い周波数では大きくなるため、記述は正しいです。
5:○ 臨界帯域幅は、聴覚のフィルタの帯域幅で、例えば1kHz付近で百数十Hzあります。
周波数弁別閾は1kHzで数Hz程度と、臨界帯域幅よりはるかに小さい値です。
そのため「等しい」は誤りです。
【ポイント】
周波数弁別閾は臨界帯域幅の数十分の一ほどの細かさです。
臨界帯域幅はマスキングやラウドネスの加算を説明する概念として覚えます。
【用語】
周波数弁別閾:2つの音の高さの違いに気づくことができる最小の周波数差である。
相対弁別閾(比弁別閾):弁別閾を基準の周波数で割った値で、周波数に対する差の比率を表す。
臨界帯域幅:内耳で一つのフィルタのように働く周波数の幅で、音のマスキングなどに関わる。
純音:ただ一つの周波数の正弦波からなる、最も単純な音のことである。