第103回 保健師国家試験 午後問93
Aさん(70歳、男性)。
1人暮らし。
近所に住む友人のBさん(60歳、男性)からAさんについて地域包括支援センターの保健師に相談があった。
Aさんは3年間介護していた妻が半年前に亡くなってから痩せ、最近は外であまり見かけなくなったという。
翌日、保健師が民生委員に状況確認の連絡をしたところ、Aさんの現在の状況を把握していなかった。
保健師はAさんの状況を把握するため、来週Bさんと一緒に家庭訪問を行うことにした。
保健師は2週に1回の家庭訪問を続け、A さんとの信頼関係が構築されてきた。
A さんは家の中を少しずつ整理し、散歩にも出かけるようになった。
保健師の初回訪問から3か月後、A さんから「亡くなった妻のためにも、自分が少しでも長生きしなければと思うようになったが、何をしたらよいのか分からない。
少しずつ外に出てみようと思うが、人付き合いにはあまり自信がない」と相談があった。
A さんに勧めることとして最も適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1(地域包括支援センター主催の介護予防教室への参加)。
死別後3か月、外出と人付き合いに少しずつ意欲が出てきたが自信がない高齢男性には、地域包括支援センター主催の介護予防教室への参加が最も適切である。
専門職の見守りの中で同世代との交流が始まり、健康づくりと社会参加の両面で段階的に自信を回復できる。
2のサークル活動や3のサロンボランティアは自主性・主体性が要求され負担が大きい、4のシルバー人材センターは就労支援で社会復帰のさらに次の段階。
地域包括ケアシステムの中で介護予防事業を通じた居場所づくりと社会参加促進は、孤立防止と要介護化予防の重要施策である。まとめて解く
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