第103回 保健師国家試験 午後問97
Aちゃん(9歳、女児)。
4か月前から母親と親しくなった男性との3人暮らしを始めている。
Aちゃんは「新しいお父さんができた」と喜んでいたが、1か月前から忘れ物が多くなり、この1か月に4日欠席をしている。
担任が連絡をしたところ、母親から「家庭内のことに関わらないで欲しい」と激しい口調の拒絶を受けた。
保健室で休むことも多くなったため、養護教諭がAちゃんに確認したところ、母親と男性が出掛けて戻らない日が多く、Aちゃんは菓子パンなどを買って食べているとのことであった。
養護教諭や担任などが集まって対応を協議した。
対応を協議する根拠となった A ちゃんの状況はどれか。
正答3
解説
正解は3(ネグレクト)。
学校で発育不良・食事をとれていない様子・身体清潔の問題などが観察される児童で、養護教諭等が対応を協議する根拠となる状況はネグレクト(保護者による必要な養育放棄)である。
児童虐待防止法は身体的虐待・性的虐待・心理的虐待・ネグレクトの4類型を定義し、学校はネグレクト疑いを発見した際の通告義務(児童相談所または市町村)を負う。
1の低栄養はネグレクトの結果として現れる症状、2の不登校や4の引きこもりはネグレクトを背景に持つことがあるが状況の解釈の根拠としてはネグレクトが上位概念となる。
学校・保健・福祉の連携で要保護児童対策地域協議会につなぐ。まとめて解く
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