第103回 保健師国家試験 午後問96
Aさん(40歳、男性)。
妻と2人暮らし。
Aさんは3年前に転職し、従業員数30人のコンピュータ関連の事業所に勤務している。
6か月前から軽い咳が続いていたが、メンバー数5人の新規プロジェクトチームの責任者として忙しく、そのままにしていた。
妻に痩せてきたことを指摘され、自宅近くの診療所を受診したところ、胸部エックス線写真で異常陰影があり病院を紹介され受診した。
喀痰塗抹菌検査陽性、結核菌PCR陽性となり、肺結核と診断され入院した。
診断した医師から保健所に結核発生の届出があった。
保健所の保健師は、今回の事例を踏まえ、管内の事業所を対象に結核に関する正しい知識を啓発するためにリーフレットを作成することにした。
リーフレットに掲載する内容で適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2,5(定期的に作業場の換気をしましょう・咳が2週間以上続くときは医療機関を受診しましょう)。
結核啓発リーフレットには、職場感染予防として換気の励行(2)と早期受診を促す症状サイン「咳2週間以上」(5)が最も重要な内容で、感染拡大防止と早期発見の両面をカバーする。
1のBCG接種は乳幼児定期接種で成人推奨ではない、3の「2か月で治る」は誤りで結核治療は標準6か月以上、4の「定期健診をか月ごとに」は具体的頻度が不明確で正答にならない。
結核は2類感染症で空気感染し、未診断で2週間以上の咳が続く場合は受診勧奨が公衆衛生対策の鉄則となる。まとめて解く
第103回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第103回 保健師国家試験 の全110問を見る →