第103回 保健師国家試験 午後問99
Aちゃん(9歳、女児)。
4か月前から母親と親しくなった男性との3人暮らしを始めている。
Aちゃんは「新しいお父さんができた」と喜んでいたが、1か月前から忘れ物が多くなり、この1か月に4日欠席をしている。
担任が連絡をしたところ、母親から「家庭内のことに関わらないで欲しい」と激しい口調の拒絶を受けた。
保健室で休むことも多くなったため、養護教諭がAちゃんに確認したところ、母親と男性が出掛けて戻らない日が多く、Aちゃんは菓子パンなどを買って食べているとのことであった。
養護教諭は、A ちゃんのような児童が他にもいるのではないかと考え、これまでの発育および欠席状況による確認に加え、新たな対策を立てることとした。
緊急に対応する必要性の高い児童を抽出するための方法で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4(児童への食生活調査)。
学校で発育不良等の児童発見のため新たな対策として最も適切なのは、児童への食生活調査で、家庭での朝食欠食・偏食・空腹感等を質問紙等で把握しリスク児童を抽出する手法である。
1の教職員研修は気づき向上に有効だが直接の抽出方法ではない、2の忘れ物把握は間接的指標で精度低い、3の親子面談は全児童対象では困難で対象抽出後の手段。
学校保健安全法に基づく健康相談・健康観察と、児童相談所・市町村・要保護児童対策地域協議会との連携で、早期発見と支援につなぐスクリーニング体制の構築が学校保健・地域保健連携の中核となる。まとめて解く
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