第103回 保健師国家試験 午後問106
A県では50歳代の男性の自殺が増加傾向にあり、自殺予防対策の必要性が検討された。
自殺者数が多いB市において、県と市が共催で自殺予防事業を実施することになった。
プロジェクトチームで検討した結果、地域における自殺予防の意識を高め、支援者を増やすため、ゲートキーパー養成の事業を実施することになった。
まずは、市職員を対象に養成講座を実施し、民生委員やボランティアなどへ対象を段階的に広げてゲートキーパーを増やしていくこととした。
講座の受講者からは「自殺予防の必要性を強く感じた」、「自殺予防のために自分にもできることがあることが分かった」などの意見が多く聞かれ、受講者数も増え続けたため、B 市ではこの事業を継続することにした。
B 市での事業の結果を受けて、A 県で検討する内容として適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2(他市町村への事業の展開)。
B市でゲートキーパー養成事業が成功し受講者が継続的に増えて事業継続が決定した場合、A県全体の自殺対策を強化するため他市町村への事業展開(横展開)を検討することが県の役割として適切である。
自殺対策基本法に基づく都道府県自殺対策計画では市町村事業の支援と広域展開が県の責務とされる。
1の自死遺族相談、3のハイリスク者家庭訪問、4の50歳代男性質問紙調査は重要な施策だが、B市成果を踏まえた次の展開としてはまず横展開が優先される。
県は市町村事業の調整・支援・普及を通じて広域の自殺対策推進機能を発揮する。まとめて解く
第103回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第103回 保健師国家試験 の全110問を見る →