第104回 保健師国家試験 午後問99
糖尿病の有無とがん発症との関連を検討するために、地域における特定健康診査の受診者の中でがんの既往がない男女1万人ずつの2万人を登録し、糖尿病の有無を調査した。
この調査から5年後に新規のがん発症の有無を確認した。
脱落例がなかったと仮定して、男性1万人におけるベースライン時の糖尿病の有無別の5年間のがんの新規発症の有無を表に示す。
・5年間のがん新規発症「あり」:糖尿病あり40人、糖尿病なし300人
・5年間のがん新規発症「なし」:糖尿病あり960人、糖尿病なし8,700人
「糖尿病なし」に対する「糖尿病あり」のがん発症の累積罹患率比を求めよ。
ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。
正答1.2
解説
正解は1。
2。
累積罹患率比=(曝露群罹患率)/(非曝露群罹患率)。
糖尿病ありの累積罹患率=40/(40+960)=40/1,000=0.04(4%)、糖尿病なしの累積罹患率=300/(300+8,700)=300/9,000=0.0333(3.33%)。
罹患率比=0.04/0.0333=1.20(小数点第2位四捨五入で1.2)。
相対危険(リスク比)の計算は疫学の基本で、コホート研究で曝露の影響を量的に評価する指標。
オッズ比との違い、信頼区間の解釈もあわせて整理しておく。
コホート研究では相対危険(リスク比)が直接算出でき、症例対照研究のオッズ比とは異なり、リスクの直接比較が可能。まとめて解く
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