人口12万人のA市のB地区。
1980年代に開発された新興住宅地で、市全体の出生は緩やかに減少し、高齢化が進行している。
B地区では月2回、民生委員3名と地区内のボランティア7名をスタッフとして、地区の乳幼児とその保護者を対象とした育児サロンが10年ほど前から開催されている。
地区担当保健師は2〜3か月ごとにサロンに参加し、参加者やスタッフの相談に応じている。
1年後、それまで A 市役所の職員健康管理を担当していた3年目の保健師の D さんがこの保健センターに異動となり、初めて地区担当保健師として B 地区を担当することになった。
D さんの上司である保健師は、D さんの地区活動に関する職場内研修〈OJT〉を計画した。
職場内研修〈OJT〉に活用する業務で適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1、3。
「育児サロンの事業評価」「B地区に関する人口統計指標の分析」が正しい。
職場内研修(OJT: On the Job Training)は新任期保健師の地区活動能力育成のため、実際の業務遂行を通じて指導者から学ぶ手法で、地区診断・事業評価などの実務体験が最適。
育児サロンの事業評価はPDCAの実践、人口統計指標分析は地区診断の基礎技術で、いずれも地区担当保健師の中核業務であり新任期OJTに最適。
2の自主勉強会の『企画』は研修としては自己学習領域でOff-JTに近い。
4の困難事例検討会で『助言者として出席』は新任期の役割を超える(参加者として学ぶ立場が妥当)。
5の県外研修参加はOff-JT(職場外研修)でOJTの定義外。
OJT・Off-JT・SDS(自己啓発支援)の区別を理解する。