第106回 保健師国家試験 午後問96
Aさん(35歳、男性)は、従業員約500人の企業に勤務している。
先日、Aさんの上司から社内の健康管理課の保健師に電話があり「Aさんは4月に他部署から異動してきましたが、最近休みがちで、月曜日は遅刻が多く表情も硬い。仕事中ウトウトすることもあるため声をかけたら『医療機関に通院しているから大丈夫です』としか言わない。どう対応すればよいか」との相談があった。
この企業では、過去2年間で5名の職員がメンタルヘルスの不調で休職となっている。
今回の経験を踏まえ、保健師は従業員のメンタルヘルスケアに取り組む必要があると考え、心の健康づくり計画を策定することとした。
計画の策定にあたり社内で話し合う場として適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「安全衛生委員会」が正しい。
労働安全衛生法第18条に基づく衛生委員会(常時50人以上の事業場に設置義務)または安全衛生委員会は、労働者の健康障害防止・健康保持増進に関する基本事項を月1回以上審議する場で、メンタルヘルス対策の心の健康づくり計画も同委員会で審議・策定するのが標準(メンタルヘルス指針)。
労使代表・産業医・衛生管理者が構成員。
2の管理監督者会議はラインケアの研修等を扱うが計画策定の正式な場ではない。
3の業務改善委員会・4の人事評価委員会は別目的の会議体。
心の健康づくり計画は、衛生委員会での審議・経営層の表明・労働者への周知が3本柱で、PDCAサイクルで運用する。
労働安全衛生法・衛生委員会・メンタルヘルス指針の関係を整理する。まとめて解く
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