第106回 保健師国家試験 午後問101
肥満者に対する新規の糖尿病発症予防プログラムを立案し、従来のプログラムと比較して新規のプログラムの効果を評価することとした。
特定健康診査の受診者で糖尿病ではないことが確認できた肥満者200人を、従来のプログラム群と新規のプログラム群にそれぞれ100人ずつ登録してプログラムを実施し、その後3年間の新規の糖尿病発症の有無を確認することとした。
従来のプログラム群と新規のプログラム群の2群間において、対象者の背景を均一にする必要があると考えられた。
背景を均一にするための最も適切な方法はどれか。
正答5
解説
正解は5。
「無作為割付」が正しい。
介入研究で2群間の対象者背景を均一化する標準手法は無作為割付(random allocation)で、これにより既知・未知の交絡因子を確率的に均一化できる(RCTの基本)。
1の制限は特定の特性者のみを対象にする方法(例:50歳代女性のみ)で外的妥当性が落ちる。
2の層化は事前にサブグループを設定し各層内で割付・分析する方法で、無作為割付と組み合わせる(層別無作為割付)。
3のマッチングは症例対照研究で背景を揃える手法で、介入研究の主要手法ではない。
4の無作為抽出はサンプリングの方法で群分けの方法ではない。
RCTの基本要素(無作為化・盲検化・対照群・追跡完了)を理解し、内的妥当性確保の手法として無作為割付を位置づける。まとめて解く
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