第106回 保健師国家試験 午後問102
肥満者に対する新規の糖尿病発症予防プログラムを立案し、従来のプログラムと比較して新規のプログラムの効果を評価することとした。
特定健康診査の受診者で糖尿病ではないことが確認できた肥満者200人を、従来のプログラム群と新規のプログラム群にそれぞれ100人ずつ登録してプログラムを実施し、その後3年間の新規の糖尿病発症の有無を確認することとした。
それぞれのプログラムを実施し、その後3年間の新規の糖尿病発症の有無を確認した。
結果を以下に示す。
・3年間の新規の糖尿病発症の有無:あり(新規のプログラム群20人、既存のプログラム群25人)、なし(新規のプログラム群80人、既存のプログラム群75人) 新規のプログラム群の既存のプログラム群に対する新規の糖尿病発症の相対危険を求めよ。
ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。
正答0.8
解説
正解は計算結果。
新規プログラム群の罹患率は20/100=0.20、既存プログラム群の罹患率は25/100=0.25。
新規群の既存群に対する相対危険(リスク比)=0.20/0.25=0.80。
小数点以下第2位を四捨五入で0.8。
よって解答は『0.8』。
相対危険=(曝露群の罹患率)/(非曝露群の罹患率)で1未満なら曝露要因(新規プログラム)は保護的、1超なら危険因子。
新規プログラム群の方が発症が少ない(保護効果あり)。
コホート研究・介入研究では罹患率比(相対危険、リスク比)と罹患率差(寄与危険)が算出可能で、症例対照研究ではオッズ比のみ。
リスク比の解釈(1未満=保護、1=関連なし、1超=リスク)と算出式は疫学の基本。まとめて解く
第106回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第106回 保健師国家試験 の全110問を見る →