第108回 保健師国家試験 午後問108
Aさん(45歳、女性、正社員)は店舗で販売の仕事をしている。
乳癌の手術後に転移がわかり、3週ごと6クールの予定で化学療法を受けることになった。
会社には1年間の休職制度があるが、Aさんは化学療法中も休職せずに働くことを希望している。
Aさんは主治医から悪心など体調不良になることはあるが、軽作業可能と説明されていた。
上司の店長は、「Aさんの仕事はチームで分担するので、しばらく休職してもらったほうが良いのではないか」と人事部に伝えた。
人事部からの連絡を受け、本社の保健師がAさんと店長とそれぞれ面談を行うこととなった。
店長は、「生活もあるから働きたい気持ちはわかるし、きちんと仕事をしてもらえるなら働いてもらったほうが良いが、体調が悪くなった時が不安だ。
管理者としての責任を問われても困る。
主治医から軽作業可能と言われても安心して仕事を任せられない」と保健師に話した。
保健師の対応で正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「職場で必要な配慮を主治医に確認するよう A さんに伝える。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「A さんに休職することを提案する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「就業可能という主治医の意見に従うよう店長に伝える。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた正しいものの条件に合う。
4の「体調の悪化に対して管理者の責任がないことを店長に伝える。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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