第108回 保健師国家試験 午後問109
Aさん(55歳、男性)は、妻(48歳、パート勤務)と長女(16歳、高校生)の3人暮らしである。
Aさんは会社員として勤務していたが、3年前に記憶力の低下を感じ医療機関を受診したところ若年性認知症と診断された。
今は退職し、就労支援事業所に通っているが、最近になり外出して道に迷い近所の住民に保護されたり、周囲に暴言を吐いたりするようになっていた。
妻は、Aさんの変化に不安を感じ地域包括支援センターへ相談に訪れた。
地域包括支援センターの保健師の対応で最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「認知症初期集中支援チームへの支援依頼を提案する。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1の「A さんの要介護認定の申請を勧める。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
2の「若年性認知症の症状への理解を促す。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3は、設問で問われた最も適切なものの条件に合う。
4の「認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉の入所を提案する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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