第109回 保健師国家試験 午後問99
A君( 6 歳)は両親と 3 人家族で、現在保育所に通っている。
3 歳児健康診査の心理相談で療育教室への参加を勧められたが、これまで 2 回しか参加しておらず経過観察の対象となっている。
就学予定の小学校で行われた就学時健康診断で、A 君は常に動き回り目立つ存在だった。
健康診断後の面接では母親は A 君について「とても活発で元気な子なのですが、他の子のように座っていられないときもある」と話した。
面接を担当した教員は、A 君が学校で集団生活を送れるか不安に感じたため養護教諭に相談した。
入学直後、A 君は授業中に教室の掲示物が気になると急に立ち上がって触ったり、廊下の人の行き来をずっと見たりしていることが多い。
また、前の席の児童にいたずらをして担任から注意を受けると急に不機嫌になって教室を飛び出し、担任は目が離せないことが続いた。
同級生とのトラブルも多いため、教頭、特別支援教育コーディネーター、養護教諭、担任、スクールカウンセラーが集まって校内委員会を開催し対応を検討した。
A 君に対する学校の支援で適切なのはどれか。
2 つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1、5。
「教室の掲示物を少なくする。 / 教室を飛び出したときの居場所を確保する。」が正しい。
事例では、現在の危険、対象者の意思、家族や地域資源、継続支援の必要性を同時に読む。
最初に安全を守り、次に本人の力を生かす対応を選ぶ。
1は、設問で問われた適切なもの2つの条件に合う。
2の「他の児童との学習活動を減らす。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
3の「いたずらをしたら大声で注意する。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
4の「A 君の席を教室の出入口の近くにする。」は、この場面で最初に確認・実施すべき内容とは優先順位が異なる。
5は、設問で問われた適切なもの2つの条件に合う。
事例問題は、設問時点で最も危険を減らす選択肢を優先する。まとめて解く
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